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ウッドデッキの塗装・洗浄は必要?ウリン・イペ・イタウバ・セランガンバツ別に専門店が解説

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「ハードウッドデッキって塗装は必要なの?」と気になっていませんか。

結論から言うと、ウリン・イペ・イタウバ・セランガンバツは無塗装・ノーメンテナンスでも25〜30年以上使用できます。ただし「美観を保ちたい」「できるだけ長持ちさせたい」という場合は塗装や洗浄が有効です。このページでは、ウッドデッキ業界として20年以上の経験をもつデックスが、樹種別の塗装・メンテナンスの考え方を正直にお伝えします。

結論:樹種別・塗装の必要性まとめ

樹種 塗装の必要性 推奨洗浄頻度 主な目的
ウリン 不要 2〜3年に一度 美観維持
イペ 不要 2〜3年に一度 美観維持
イタウバ 不要 2〜3年に一度 美観維持
セランガンバツ 推奨 1〜2年に一度 美観維持+表面保護
💡 ハードウッドの塗装は「腐食防止」ではなく「美観維持」が主な目的です。高圧洗浄を使っても問題ありませんので、2~3年に一度、表面の汚れや染みの洗浄を推奨しております。あるいはハードウッドクリーナーの塗布で汚れが落ち色が多少戻ります。ソフトウッドと異なり、塗装しなくても腐りません。

ハードウッドに塗装が不要な理由

一般的な木材(ソフトウッド)は比重(密度)が低いゆえに腐朽菌・シロアリ・水分への耐性が弱いため、防腐塗装が必須です。しかしハードウッドはそもそも密度が高く、腐朽菌が繁殖しにくい構造になっています。

特にウリン・イペは比重1.0以上で水に沈むほど密度が高く、塗料すら染み込みにくい木材です。イタウバは天然の油分が豊富で、水分の浸透を自ら防いでいます。これらの特性により、無塗装でも長期間使用できます。

塗装する場合のメリット

①木の色・質感を長く保てる

無塗装のまま放置すると、半年〜1年でシルバーグレーに変化します。これは劣化ではなく紫外線による表面0.3mm程度の日焼けです。施工直後の美しい木の色を戻したい場合は、サンダーで表面を研磨してから、クリア塗装することで次の半年~1年はグレー化が遅れます。

②ささくれ・毛羽立ちを抑えられる

塗装することで表面を一時的にコーティングし、乾燥によるささくれの発生を抑えられます。素足での歩行が多いご家庭では塗装のメリットが大きいです。

③セランガンバツは耐久性向上にも効果的

セランガンバツは他の3樹種と比べて白太(辺材)が混じりやすい樹種です。比重もウリンやイペより低いので、浸透性塗料を塗ることで表面保護と耐久性向上の両方の効果が得られます。

ウリンの塗装・メンテナンス

基本的には無塗装でOK

ウリンは塗料が染み込みにくい樹種です。そのため塗装効果が出にくく、保持期間は短いです。無塗装・ノーメンテナンスで30年以上使用できるため、基本的には塗装不要です。

色を保ちたい場合の塗装方法

木の色を維持したい場合は、施工後できるだけ早い段階(1〜2ヶ月以内)にクリア塗装を行うのが効果的です。グレー化が進んでからの場合は、高圧洗浄後、サンダーで表面を研磨してから塗装の流れになります。

  • 推奨塗料:ジャラオイル
  • 洗浄頻度:2〜3年に一度
  • 下処理:高圧洗浄後、サンダー掛け(#120)で汚れ・旧塗膜を除去

アク・黒ずみの対処法

施工初期に出るタンニンによる黒い汁(アク)は、塗装で防ぐことはできません。雨の後に水で洗い流すことが最も効果的です。半年~1年で落ち着いてきます。アクが出なくなった段階で塗装するのがベストタイミングです。

イペの塗装・メンテナンス

基本的には無塗装でOK

イペもウリンと同様、密度が高く塗料が染み込みにくい樹種です。無塗装・ノーメンテナンスで30年以上使用できます。

色を保ちたい場合

ウリンと同じく、施工直後の早い段階でのクリア塗装が効果的です。グレー化してから色を戻したい場合は、サンダー掛けで表面を削ってから塗装する方法があります。

  • 推奨塗料:ジャラオイル
  • 洗浄頻度:2〜3年に一度
  • 下処理:高圧洗浄後、サンダー掛け(#120)で汚れ・旧塗膜を除去

イタウバの塗装・メンテナンス

油分が多いため塗装は難しい

イタウバは天然油分が非常に多い樹種です。この油分が耐久性の源でもありますが、塗料が浸透しにくいというデメリットもあります。塗装してもすぐに剥がれてしまうケースが多く、イタウバは最も塗装が難しい樹種です。

⚠️ 造膜型(ペンキ系)の塗料は剥がれやすいため推奨しません。使用する場合は必ず浸透性塗料を選んでください。

メンテナンスは高圧洗浄が効果的

塗装よりも、2〜3年に一度の高圧洗浄や、サンダー掛け(#120〜#180)で表面を研磨する方がイタウバには向いています。ささくれを除去しながら木本来の美しさを取り戻せます。

  • 推奨メンテナンス:高圧洗浄やサンダー掛け(#120〜#180)
  • 塗装する場合:ジャラオイル
  • 頻度:2〜3年に一度

セランガンバツの塗装・メンテナンス

4樹種の中で最も塗装効果が高い

セランガンバツは油分が比較的少なく、塗料が浸透しやすい樹種です。塗装による美観維持・表面保護の効果が最も出やすく、4樹種の中で塗装を最も推奨します。

推奨の塗装方法

  • 推奨塗料:浸透性塗料(オスモカラー、キシラデコール等)
  • 塗装頻度:2~3年に一度
  • 下処理:高圧洗浄またはサンダー掛け(#120)+十分な乾燥(48時間以上)
  • 塗装タイミング:雨の少ない時期(春・秋)が最適

無塗装の場合のメンテナンス

塗装しない場合でも、2〜3年に一度の高圧洗浄+サンダー掛けで表面の汚れ・ささくれを除去することで美観を維持できます。次の写真は、左から「高圧洗浄&乾燥後」、中央が「高圧洗浄&乾燥前」、右が「高圧洗浄前」です。グレー化だけでなく、大気中の汚れが想像以上に付いているのです。サンダーがけをしなくても、ここまで色は戻ります。

塗装の手順(共通)

①高圧洗浄で汚れを落とす

デッキ表面の汚れ・コケ・旧塗膜を高圧洗浄機で洗い流します。高圧洗浄後は最低48時間以上、できれば1週間程度乾燥させてください。湿った状態で塗装すると塗料が密着しません。

②サンダー掛けで表面を整える

乾燥後、サンダー(#120〜#180)で表面を研磨します。ささくれの除去と塗料の密着性向上に効果的です。研磨後は粉塵をよく拭き取ってください。

③塗料を塗る

刷毛またはローラーで塗料を塗ります。木目に沿って塗るのが基本です。1回目の塗装後、十分乾燥させてから2回目を塗ると仕上がりが良くなります。

💡 下記の写真は3年経過したウリン材にジャラオイルを塗装したビフォーアフターです。ジャラオイルとハードウッドの相性は抜群です。
💡 下記の写真は5年経過したイペ材にハードウッドクリーナーを塗装した材の比較です。ハードウッドでも汚れが浮いて綺麗になります。

まとめ

ハードウッドの塗装は必須ではなく、美観維持が主な目的です。樹種ごとにまとめると:

  • ウリン・イペ→ 無塗装OK。高圧洗浄やクリーナー
  • イタウバ→ 塗装より高圧洗浄やクリーナー
  • セランガンバツ→ 1〜2年に一度の塗装、高圧洗浄やクリーナー

塗料選びや塗装タイミングについてご不明な点はLINEでお気軽にご相談ください。無料サンプルで実物の質感を確認してからご検討いただくことも可能です。

宮崎建太

株式会社DEFi 代表取締役 / ウッドデッキ材専門店デックス運営

ハードウッドデッキ材の直輸入・販売・施工に従事。インドネシア・オーストラリア・ブラジルなど産地へ定期的に赴き、品質を自ら確認して仕入れを行う。DIYから施工まで幅広く対応。

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