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ウリン・イペ・イタウバ・セランガンバツのデメリットを専門店が正直に解説

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「ハードウッドって欠点やデメリットはないの?」と気になっていませんか。

耐久性・耐候性が高いハードウッドですが、当然デメリットもあります。このページでは、ウッドデッキ業界として20年以上の経験をもつデックスが、ウリン・イペ・イタウバ・セランガンバツのデメリットを正直にお伝えします。

デメリットを把握した上で選ぶことが、後悔しないウッドデッキづくりの第一歩です。

結論:樹種別デメリット比較表

樹種 価格 重さ ささくれ アク・黒ずみ 塗装
ウリン 高い 非常に重い 少ない 出る 不要
イペ 最も高い 非常に重い 少ない やや出る 不要
イタウバ 中程度 重い やや出やすい やや出る 不要
セランガンバツ 比較的安い 重い やや出やすい 出る 不要

ハードウッド共通のデメリット

樹種を問わず、ハードウッド全般に共通するデメリットがあります。

①価格が高い

ソフトウッド(レッドシダーや杉・ひのき等)や人工木と比べると、ハードウッドは1.5〜3倍程度の価格になります。初期費用が高いのは事実です。

ただし、耐用年数で割ると話は変わります。ソフトウッドが7〜10年で交換が必要なのに対し、ハードウッドは25〜30年以上使用できます。また、ソフトウッドでは毎年の塗装手間費用や、腐った時の解体撤去処分費もかかります。長期的なコストで見るとハードウッドの方が割安になるケースが多いです。近年は、弊社も各地のハウスメーカーさんの下で最初からハードウッドで施工するケースや、新築のお客様と直接ウッドデッキを作るので、昔に比べると長期的にメリットが生まれています。(円安の影響や物価高の問題は別としまして)

②とにかく重い

ハードウッドは比重が高く、一般的な木材の1.5〜2倍の重さがあります。ウリン・イペは比重1.0を超え、水に沈むほどです。そのため、一般宅配業者が運ばないことによって配送業者が限られ、送料・運賃はソフトウッドよりも高くなります。

また、DIYの場合、1枚1枚の運搬・取り回しが大変です。例えば目隠しフェンスをDIYするにも一枚一枚クランプで支えないと容易に落っこちてしまう重さです。

③経年でグレー化する

施工後、半年〜1年で表面がシルバーグレーに変化します。これは紫外線による表面0.3mm程度の自然な経年変化であり、強度・耐久性には一切影響しません。

お好みの問題ですが、「せっかくの木の色が変わってしまう」と感じる方もいます。色を維持したい場合は定期的なクリア塗装を推奨しますが、そもそも浸透しないので長く保持することができません。一般的には、色が変わらないことを望まれる方はルチアウッドやハンディウッドと言った人工木ウッドデッキ材を使われます。

④ささくれが出る

どの樹種も硬い木材なので乾燥するとささくれが出る可能性があります。イペやウリンは比較的出にくいものの、経年によっては特に素足での歩行時に気になる場合が無くはないです。その際は、サンドペーパー(#120〜#180程度)で研磨すれば直ちに解消できます。定期的に確認するようにしてください。

⑤加工に電動工具が必要

非常に硬いため、手ノコでのカットは困難です。電動の丸ノコが必須です。また、ビス留めには必ず下穴処理が必要です。下穴なしでビスを打つとビスが折れたり、材が割れたりします。したがって、通常の木材よりも金物代や工具代が高くつきます。

ウリンのデメリット

価格が高い

ハードウッドの中でも上位の価格帯です。20mm厚の床材で平米あたり22,000円前後が目安です。イタウバ・セランガンバツより1.1〜1.2倍高くなります。

重くて施工が大変

比重1.0以上で、ハードウッドの中でも特に重い部類です。3mの床材1枚で7kg前後になります。大型デッキの施工では総重量が相当な量になるため、運搬・荷降ろし・保管場所などの計画が必要です。

アク・タンニンによる樹液や黒ずみが出やすい

ウリン最大のデメリットがこれ、と言われておりますが、そこまで問題ではありません。施工初期(特に雨の多い時期)に、木材に含まれるタンニンが雨水と反応して黒い汁(アク)が流れ出ることがあります。キッチンハイターをかけることで化学反応によって消失します。

⚠️ 周囲のコンクリート・タイル・外壁に黒いシミがつく場合があります。施工直後は特に注意が必要です。

対処法としては、施工後しばらくは雨の後に水で洗い流す、周囲をブルーシートで養生するなどが有効です。半年~1年経過すると落ち着いてきます。

イペのデメリット

価格が最も高い

取り扱い樹種の中で最も高価です。20mm厚で平米25,000円前後が目安です。品質・耐久性は最高水準ですが、一般戸建てのウッドデッキで採用されることは正直少なく、公共・商業施設や店舗が多いです。予算が限られる場合は他樹種を検討してください。

重くて施工が大変

ウリンと同様、比重が非常に高く施工時の取り扱いに注意が必要です。

在庫が不安定になりやすい

イペはブラジル産で、輸出規制や流通量の影響を受けやすい樹種です。欲しいサイズ・数量が在庫切れになることがあります。計画的に早めのご注文をおすすめします。

イタウバのデメリット

他樹種より寸法が不安定

まっすぐな原木が少ないので歩留まりが悪く、油分が多いので現地での乾燥時に曲がり反りが起きやすいです。ウリンやイペよりも柔らかいので矯正はできますが、ある程度の狂いを前提として施工する必要があります。

個体差がバラバラ

色は白いものから黒いもの、模様や斑点、木肌など多種に渡るので、均一感はありません。そのワイルド感が好きな方にはおすすめです。

また、ビス留め時に油分でビスが滑りやすくなる場合があります。下穴処理をしっかり行うことで対応できます。

経年後の色が地味になりやすい

施工直後の黄褐色〜オリーブ色は美しいですが、経年後のシルバーグレーへの変化が他樹種より早い傾向があります。色を維持したい場合は早めのクリア塗装が有効です。

セランガンバツのデメリット

白太(辺材)が混じる場合がある

セランガンバツは赤身(心材)と白太(辺材)が混在しやすい樹種です。白太部分は赤身に比べて耐久性が劣ります。20年後以降で部分的に腐食するのは白太が混じる個体です。

デックスでは赤身主体の材料を選別して仕入れていますが、天然木のため、完全に白太をなくすことはできません。

ささくれが出やすい

4樹種の中で最もささくれが出やすい樹種です。原則としてサンダルで使用したり、定期的なサンドペーパー掛けが必要です。

塗装メンテナンスが推奨

無塗装でも十分な耐久性がありますが、他の3樹種と比べると油分が少ないため表面の毛羽立ちやささくれが出やすい傾向があります。2〜3年に一度、浸透性塗料(オスモカラー等)を塗ることで表面の耐候性を維持できます。

デメリットを踏まえてどの樹種を選ぶべきか

各樹種のデメリットを踏まえた選び方をまとめます。

  • 耐久性を重視・メンテナンスしたくない→ ウリンまたはイペ
  • 加工性を重視→イタウバまたはセランガンバツ
  • コスパを重視→ セランガンバツ
  • 見た目の均一性を重視→ ウリンまたはセランガンバツ
  • DIYで一人作業→ イタウバまたはセランガンバツ

まとめ

ハードウッドのデメリットをまとめると、価格の高さ・重さ・経年変化・ささくれ・加工の難しさが共通の課題です。樹種ごとにはアク・塗装の必要性・白太の混入率などの違いがあります。

デメリットを把握した上で選べば、後悔のないウッドデッキになります。迷ったら無料サンプルで実物の質感を確認してからご検討ください。

宮崎建太

株式会社DEFi 代表取締役 / ウッドデッキ材専門店デックス運営

ハードウッドデッキ材の直輸入・販売・施工に従事。インドネシア・オーストラリア・ブラジルなど産地へ定期的に赴き、品質を自ら確認して仕入れを行う。DIYから施工まで幅広く対応。

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